だいぶ症状が安定してきたボクですが、尿糖はまだ少し出てるんだよね
まずは尿糖0にする!尿糖0にすることが何よりも大事です!
担当の先生がいつもこのように言っているように尿糖を防ぐことは糖尿病猫にとってすごく重要なの。ここでは尿糖を出さないための注意点、尿糖の検査方法や簡単キットについてご紹介します!
なぜ尿中に糖が出るとダメなのか?
①血糖値のコントロールが不十分
尿中に糖が出るということは、血糖値が高い状態が続いていることを意味します。通常、健康な猫では腎臓が血液中の糖を再吸収し、尿中に糖が出ないように調節しています。しかし、血糖値がある一定のレベルを超えると、腎臓の再吸収能力を超え、尿中に糖が排出されます。これが続くと、糖尿病の症状が悪化し、合併症のリスクが高まります。
②脱水症状のリスク
高血糖状態が続くと、体は余分な糖を尿と一緒に排出しようとします。このプロセスで多くの水分も一緒に失われるため、脱水症状を引き起こすことがあります。
③尿路感染症のリスク増加
尿中に糖が多いと、細菌が繁殖しやすくなり、尿路感染症のリスクが高まります。糖尿病の猫は免疫力が低下していることが多いため、感染症に対する抵抗力が弱く、感染症が重篤化する可能性があります。
④体重減少と筋力低下
糖尿病の猫は、細胞が血液中の糖をうまく利用できないため、エネルギー不足に陥ります。結果として、体はエネルギー源として脂肪や筋肉を分解し始めます。これが進行すると、体重減少や筋力低下を引き起こします。
⑤ケトアシドーシスのリスク
血糖値が非常に高くなると、体がエネルギー源として脂肪を急速に分解し、ケトン体と呼ばれる副産物が生成されます。ケトン体が過剰に生成されると血液が酸性化し、ケトアシドーシスという危険な状態になることがあります。これは緊急の治療を要する状態で、放置すると命に関わる可能性があります。
尿糖は糖尿病の猫にとって重要な健康指標であり、尿中に糖が検出されることは、血糖値のコントロールが不十分であることを示しています。
尿糖を防ぐための注意点
食事管理と定時給餌
専用の糖尿病用キャットフードや、低炭水化物・高タンパク質の食事を与えることが推奨されます。また一日に複数回に分けて定時に食事を与えることで、血糖値の急激な変動を防ぎます。
インスリンの投与
獣医の指示に従い、定期的にインスリンを投与することで血糖値をコントロールします。食事の前後にインスリンを投与するなど、適切なタイミングを守ることが大切です。
定期的な血糖値のモニタリング
自宅で定期的に血糖値を測定したり定期的に獣医の診察を受け、血糖値の管理状況を確認してもらいましょう。
ストレス管理
猫がリラックスできる環境を整えることで、ストレスによる血糖値の上昇を防ぎます。また日常的に適度な運動を取り入れることで、健康維持に努めましょう。
おうちで測ろう!簡単キットの紹介
病院でも測定できますが、家でも測ることのできるキットもインターネットなどで手軽に入手することができます。
検査の仕方
おしっこ後シートにハンコを押すように試験紙に付け色の変化を確認します。
1分ほどで色の変化が確認でき健康状態を知ることができます。
ポッケが病院で測った時は糖が通常黄色のところ深緑でした。おそらく3+以上だと思います。
システムトイレだと測りやすいよねぇ~
まとめ
猫の糖尿病管理は、飼い主の努力が求められますが、適切な管理と簡単キットの活用により、尿糖を防ぎ、猫の健康を守ることが可能です。日々の観察と適切な対応を心掛け、大切な猫とともに健康な生活を送りましょう。