糖尿病の猫を飼っている飼い主にとって、低血糖発作は非常に危険な状態なのね・・・僕も症状はないものの50以下になってしまったことがあるよ。ぶどう糖を飲みまくってHIまで爆上がりしたり、大変だったなぁ・・・
低血糖は、猫の血糖値が正常範囲を大きく下回ったときに起こり、迅速な対応が求められます。この記事では、低血糖発作の原因、症状、そして飼い主としてどのように対処すべきかを詳しく説明します!
低血糖発作の原因
糖尿病の猫における低血糖の主な原因は、インスリンの過剰投与です。インスリンは血糖値を下げる効果があるため、適切な量を超えて投与すると血糖値が急激に低下する危険性があります。以下は、低血糖発作を引き起こす可能性のある状況です。
インスリンの過剰投与:誤って多くのインスリンを投与してしまった場合
食事の摂取不足:インスリンを投与した後に猫が食事を十分に取らない場合
過度の運動:運動により血糖値が過度に低下することがある
インスリンの感受性の変化:健康状態の変化や体重減少などによって、インスリンに対する反応が変わることがある
低血糖発作の症状
低血糖発作は急速に進行するため、飼い主が早期に異常に気付くことが重要です。以下は低血糖時に現れる主な症状です。
ふらつきや転倒:猫がまっすぐ歩けず、バランスを崩す
異常な興奮または不安:通常と違う行動、落ち着きのなさ
震えやけいれん:軽い震えから、重度のけいれん発作まで
無気力や昏睡:反応が鈍くなり、動かなくなる
瞳孔の開き:瞳孔が大きく開き、周囲に反応しなくなる
これらの症状が見られた場合、すぐに低血糖を疑い、緊急対応を行う必要があります!
低血糖発作の緊急対策
低血糖発作が疑われる場合、以下の手順で迅速に対処するのね!
砂糖や蜂蜜を与える
低血糖時には、素早くエネルギーを補給する必要があります。猫が意識を失っていない場合は、すぐに砂糖水、蜂蜜、またはコーンシロップを少量与えます。これらは、血糖値を迅速に上昇させる効果があります
小さじ1杯の蜂蜜やシロップを猫の口の内側(歯茎や頬の内側)に塗ります。これにより、猫が飲み込めなくても口の粘膜から吸収されます。
猫を安静にさせる
低血糖時は猫が不安定な状態にあるため、落ち着かせることが大切です。発作中は猫が暴れることもあるため、静かで安全な場所で猫を休ませましょう。また、動かす場合には優しく扱い、けいれんや転倒を避けるよう注意します
獣医師に連絡
低血糖が疑われる場合、すぐに獣医師に連絡しましょう。獣医師は、さらなる治療が必要かどうかを判断し、適切なアドバイスを提供してくれます。症状が改善しない場合や意識が戻らない場合は、直ちに動物病院に連れて行くことが重要です
近くに24時間対応の緊急病院がある場合は連絡先を控えておきましょう!
食事を与える
猫が落ち着き、症状が改善し始めたら、食事を与えることが推奨されます。食事は血糖値の安定を助け、再発を防ぐ役割を果たします。ただし、症状が改善する前に無理に食べさせようとすると危険な場合もあるため、慎重に観察してください
低血糖発作を防ぐための対策
発作が起こる前に、予防策を講じることが非常に大切です。以下は、低血糖発作を防ぐための基本的な対策です
インスリンの投与量を正確に守る:必ず獣医師の指示に従い、正しい量のインスリンを投与しましょう。もし不明な点があれば、必ず確認することが重要です。
定期的な食事とインスリンのタイミングを守る:インスリンを投与するタイミングと食事を合わせることで、血糖値の急激な変動を避けられます。
血糖値をモニタリングする:猫の血糖値を定期的にチェックし、異常がないか確認します。ホームモニタリングシステムを使うことで、猫の状態をより詳しく管理できます。
異常な行動を早期に察知する:猫の行動に異常が見られた場合、すぐに対応する習慣を身につけましょう。早期発見が低血糖発作を防ぐ鍵となります
糖尿病の猫にとって、低血糖発作は命に関わる緊急事態!しかし、適切な対応を取ることで、発作を乗り越えることが可能です!
砂糖や蜂蜜をすぐに使える場所に常備し、日常的なモニタリングと獣医師との連携をしっかり行うことが大切です。低血糖の兆候を見逃さず、迅速に対応できる準備を整えておくことで、愛猫の健康と安全を守ることができます!