猫の糖尿病について

猫の糖尿病で命に関わる「ケトアシドーシス」とは?早期発見と予防法を徹底解説!

猫の糖尿病ケトアシドーシスは、糖尿病の猫における深刻な合併症であり、迅速な診断と治療が求められます。この記事では、ケトアシドーシスの概要、症状、原因、診断方法、治療法、予防法について詳しく解説します。大切な猫の命を守るために、ぜひご一読ください!

ケトアシドーシスは、体内でインスリンが不足し、細胞がブドウ糖をエネルギーとして利用できなくなる状態です。これにより、体は代わりに脂肪をエネルギー源として利用し、ケトン体という副産物を生成します。ケトン体が過剰に生成されると、血液が酸性になり、酸性中毒を引き起こします。これがケトアシドーシスです。

急速に進行する症状

ケトアシドーシスの症状は急速に進行し、以下のような症状が見られます。

・多飲多尿

・食欲不振

・体重減少

・嘔吐脱水

・疲労感や無気力

・呼吸の速さや深さの変化

すず
すず

これらの症状が見られた場合、速やかに動物病院に連れて行くことが重要です!

ケトアシドーシスの主な原因

美人先生
美人先生

主な原因は糖尿病の管理が不十分であることです。具体的には以下のような要因があります。

・インスリンの投与が適切でない

・食事管理の不備

・ストレスや感染症

・他の病気(パンクレアチティス、腫瘍など)

診断方法

血液検査: 血糖値、ケトン体、電解質のレベルを測定します。

・尿検査: 尿中のケトン体を確認します。

・画像診断: 超音波検査やX線検査で他の合併症を確認します

緊急を要する治療法

・輸液療法: 脱水を補うための点滴を行います。

・インスリン療法: 血糖値を下げるためにインスリンを投与します。

・電解質の補正: カリウムやナトリウムなどの電解質バランスを調整します。

・基礎疾患の治療: 感染症や他の病気がある場合、それらの治療も行います。

糖尿病のポッケ
糖尿病のポッケ

ケトアシドーシスと診断されると必ず入院が必要になっちゃうんだ

ケトン体がなくなるまで管理が必要で平均3~15日の入院が必要とされています!

すず
すず

①ケトアシドーシスを予防するためには、糖尿病の管理が非常に重要です。まず、インスリンの適切な投与が欠かせません。インスリンの投与量やタイミングは獣医師と相談しながら決定し、厳密に守ることが大切です。また、バランスの取れた食事を提供することも重要です。糖尿病専用のキャットフードや低炭水化物の食事を選び、適切な食事管理を行いましょう。

②定期的な血糖値の測定をしましょう。家庭でも簡単に血糖値を測定できる機器を用意し、日常的にチェックすることで異常を早期に発見できます。さらに、ストレスの軽減もケトアシドーシスの予防につながります。猫がストレスを感じないように、静かで安心できる環境を整えましょう。

③定期的な獣医の診察も忘れてはいけません。獣医師による定期的な健康診断と血糖値のチェックを受けることで、早期に問題を発見し、適切な対策を講じることができます。こうした管理を徹底することで、ケトアシドーシスの発生リスクを大幅に減らすことができます。

まとめ

猫の糖尿病ケトアシドーシスは、迅速な対応が求められる深刻な状態です。飼い主は猫の糖尿病の管理に細心の注意を払い、症状が見られた場合は速やかに動物病院に連れて行くことが重要です。適切な予防策を講じることで、猫の健康を守り、長く幸せな生活を送る手助けとなります。

  • この記事を書いた人

どらこ

猫2匹(11歳オス3歳メス)と夫婦2人ぐらし | ただの会社員 | ブログ初心者 | 2023年10月に愛猫が突然糖尿病になり、現在も治療中

-猫の糖尿病について
-, ,